システム開発の虎ノ巻

プロマネ初級者必見!システム開発の鉄板ノウハウをいつでも使える形に!徐々に充実させていきます!

<要件定義のポイント>エンドユーザーのITリテラシーを意識せよ!

f:id:tsunetsune7:20200113212728j:plain


要件定義に参加しているユーザーって、多くは業務知識もあってITリテラシーも高いユーザー側の代表者だったりしていますよね?で、システム側はそのユーザー側の代表者がシステムの利用者だと思い込んでることって意外と多いと思います。実際にその通りで合ってる場合もあるし、気付いてないだけで別の担当者がメインで使うシステムかもしれません。みなさん、実際の利用者のITリテラシー(ITスキル等)を意識して要件定義してますか?

私は、若いころ、スーパーのお惣菜(インストア)の発注支援システムを開発したことがあります。そのシステムを使うのは、主にスーパーで働くパートの方々です。しかし、要件定義に参加しているのは本部の総菜部門の商品担当者と店舗のスーパーバイザーでした。私はその2人と協議を重ねて、要求事項を整理して一生懸命システムを作り上げていったのです。お2人は業務も詳しいし、システムについても割りとすんなり受け止めてくれた印象でした。ところが、リリース1か月前に店舗のパート社員を集めて、新システムの説明会を実施したところ、いろいろ予想外の不満をぶつけられた経験があります。例えば、総菜部門では本日の〇〇時に何を何個作るのかを紙に印刷してデカデカと壁に貼って商品を作っていくのですが、新システムから印刷には、①検索条件を絞って一覧を表示、②一覧から対象商品を選択してPDFファイルを表示(確認用)、③印刷ボタンを押す、の3ステップくらいはあるのですが、「せめてボタン1回で印刷できるようにしてほしい」とか何も考えずに「分かりにくい」とか散々な言われようでかなり萎えましたね。後々、スーパーバイザーの方に慰められましたが(笑)。

良い例ではありませんが、このようにエンドユーザーのITリテラシーって結構バカにできませんし、これらを吸い上げることが、最終的に使い勝手や見落としなどを防ぎ、ユーザーの満足度を高めることができます。これらは要件定義の段階から気を付けておくことが肝心です。

ポイント

  • 要件定義の担当者と利用者は異なる場合がある。
  • エンドユーザーのITリテラシーを把握して対処すべし。